【基礎講座②】『配当って、そもそもなに??』

公認会計士櫻井

こんにちは。公認会計士の櫻井です。

前回の基礎講座①で、『株を買うと会社のオーナー所有者)になる』と解説しました。
実は、この話が、配当がもらえる理由とつながってきます

ということで・・・

〜『株式投資の基礎講座②』の内容〜

✔今回の第2回では、配当とはなにか」について解説していきます!

公認会計士櫻井

この講義の重要度は、5段階評価で「5.0(★★★★★)」です。
対象は初学者(株式投資の「基礎」を学びたい方)です。

では、早速いきましょう。

▶「配当」ってなに??

〜配当とは??〜

✔「配当」とは、「株主」が会社から利益を受け取ること

このように、株主が、会社から利益を受け取ることを「配当(はいとう)」といいます。

公認会計士櫻井

なぜ、株を買うと「配当」がもらえるのでしょうか・・・?

▶「配当」って、なぜもらえるの??

株を買うと、その会社を所有している立場になります。

会社を所有している立場になると、会社の「資産」や「利益」は、すべて自分のもの(=オーナーである株主のもの)になります

なので、会社が利益を獲得すれば、それは株主のものなので、「当たり前のこと」ととして、株主は利益を受け取ることができます。

公認会計士櫻井

会社から利益を受け取ることは、会社を所有している人(株主)として、当然の権利です。

▶配当をもらうためのルール

このように、株主として、配当をもらうことは、当然の権利ですが、1株買ったからといって必ず配当がもらえるわけではありません。

配当をもらうためには「重要なルール」が3つあります

〜配当をもらうためのルール〜

✔「100株単位」で購入する必要がある

✔「基準日」までに、株を購入し、かつ、保有し続けていなければならない

✔「無配当」だと、株主であっても配当はもらえない

以下、解説していきます。

▶株は、100株からしか購入できない

株式投資の世界では、基本的には「株は、100株からしか購入できない」というルールがあります。

なので、株を買いたい場合、最低でも100株からの購入になります。

この「100株」という「単位」を「1単元(たんげん)」といいます。

公認会計士櫻井

「基本的には」と言った理由は、「ミニ株」という仕組みを用いて1株から購入することも可能です。
ミニ株でも(100株未満)でも配当はもらえますが、100株保有している場合に比べて1/100の金額になります。

なので、(ミニ株は一旦無視して)株を100株購入すると、配当がもらえます。

▶「この日までに株を買わないといけない」というルールがある

配当をもらうためには、100株購入してさえいれば無条件でもらえるわけではなく、「この日までに株を買ってないと配当がもらえない」というルールがあります。

ここでいう「この日までに」の「この日」ことを、「基準日」といいます。

基準日とは、誰が会社の株主であるのかを会社が知るために設定した、特定の日のことです。

この基準日までに、株を買っておき、かつ、その株を売らずに持ち続けておく必要があります。

公認会計士櫻井

基準日が過ぎたあとは、株を売ったとしても、配当はもらえます。

▶「配当をそもそも行っている会社」でないともらえない

株式投資の世界では、「会社は、必ず配当を出さないといけない」というルールや法律はありません

なので、会社の利益は株主のものですが、それを株主に分配するかどうかは、会社の自由(会社の判断)になります。

なので、そもそも配当を行っている会社の株を購入しないと、配当はもらえません。

・・・第2回は、ここまでになります!(お疲れ様でした!)

▶まとめ

【まとめ】

✔「配当」とは、「株主」が会社から利益を受け取ること

配当をもらうためには「重要なルール」が3つある

✔「100株単位」で「基準日」までに購入し、かつ「無配当」でない場合、配当がもらえる


▶今日学んだ用語

✔「配当(はいとう)」=会社から利益を受け取ること。

✔「ミニ株」=1株からでも購入することができる制度・仕組みのこと。

✔「1単元(たんげん)=「100株」という「単位」のこと。1単元=100株。100株未満のことを「単元未満株式」ともいう。

「基準日」=誰が会社の株主であるのかを会社が知るために設定した、特定の日のこと。

著書:「『勉強が大嫌いだった人』が、最難関国家試験に合格できた理由 』


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