【収益性(1)】利益率

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こんにちは。個人投資家の櫻井です。

この記事を読むと・・・

この記事を読んでいただくと、「利益率とはなにか」が理解できます。

この記事を読む前に・・・

そもそも株価指標とはなにか?」「なぜ重要なのか?」を知りたい方は、下のボタンから記事へ飛んでください。

この『株価指標』のレベル

・重要度★★★★★
・難易度★★
・注目度★★★★★

▶1.「利益率」とは??

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「利益率」を理解することはとても重要です。なぜなら、「株主から出資されたお金を、会社が効率よく使っているかどうか」をパーセンテージで判断できるからです。

✅️定義(=「利益率」とは??):利益率とは、「なにか」に対する「利益の割合」のこと。例えば、「売上高利益率」であれば、「なにか=売上高」。売上高に対する、利益の割合のこと。

               

✅️計算式:利益率(%) = 利益 / なにか(〇〇)

           (例:)なにか=売上高であれば・・・・

              利益 / 売上高

このように、単に「利益率」といっても、「なに」に対しての利益の割合をあらわすかによって、たくさんの種類があります。(「利益率」の例:売上高利益率、営業利益率、自己資本利益率。)

✅️これで、なにがわかるの?:どれくらい効率よく、利益をあげることができているか、がわかる。利益率はパーセンテージが高いほど、優秀(=効率よく利益をあげることができている)

・例えば:ある会社の「売上高利益率」が10%だった場合

このような会社では、売上高を1円増やすごとに、利益を10%増やすことができることを意味する。

・例えば:逆に、売上高利益率が、0.1%ととても低い場合

このような会社では、いくら頑張って売上高を増やしたところで、利益はたったの(売上高の)0.1%しか増えないことを意味する。

✅️なぜ重要なのか?:「利益」を分析する際には、「絶対額」ではなく、「効率性(%)」で判断する必要がある。利益率を用いることで、今後株価が上昇しそうかどうかの判断材料になる。

▶2.どうやって算定するの?

例えば「売上高(最終)利益率」

✅️分子=PL(損益計算書)の「利益(税引き後最終利益)」:(例)

✅️分母=PL(損益計算書)の「売上高」:(例)

✅️計算式:利益率(%) = 利益 / 売上高

▶3.<計算式の注意点>について

✅️「利益率」には、たくさんの種類がある

✅️分母に「なに」をもってくるかによって、「なに」に対する「利益の割合」なのかをあらわす

✅️また、分子に「どの利益」をもってくるかによって、どの利益のことを指しているか変わってくる(例:売上高最終利益率、売上高営業利益率、など)

▶4.株式投資に与える影響

✅️利益率は、一般的には、高ければ高いほどいい

✅️会社側にとって、利益率を改善することは、容易なことではない

✅️株主にとって、利益率が上昇することは、いいこと

✅️利益率が上昇する見通しである株は、通常、株価も上昇する傾向にある

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