【収益性(3)】ROA(資産利益率)


こんにちは。個人投資家の櫻井です。
この記事を読むと・・・
この記事を読んでいただくと、「利益率とはなにか」が理解できます。
この記事を読む前に・・・
「そもそも株価指標とはなにか?」「なぜ重要なのか?」を知りたい方は、下のボタンから記事へ飛んでください。
この『株価指標』のレベル
・重要度★★★★★
・難易度★★
・注目度★★★★★
▶1.「ROA(資産利益率)」とは??

株主から出資されたお金から、どれくらい効率よく利益が生み出されたのか、がわかる「ROE(自己資本利益率)」はとても重要な指標です。今回みていくROA(資産利益率)は、会社の資産から、どれくらい効率よく利益が生み出されたのか、がわかる指標です。重要性や注目度は、ROEの方が高いですが、ROAも重要な指標であることに変わらないので、早速チェックしていきましょう。
✅️定義(=ROA(資産利益率)とは??):ROA(資産利益率)とは、「資産」に対する「利益の割合」のこと。会社のすべての資産を使って、生み出すことができる利益が、どれくらいなのか、パーセンテージでわかる指標。
✅️計算式:ROA(資産利益率)(%) = 利益 / 総資産
✅️これで、なにがわかるの?:会社のすべての資産を使って、どれくらい効率よく、利益を生み出すことができているか、がわかる。パーセンテージが高いほど、優秀(=効率よく利益をあげることができている)
・例えば:ある会社の「ROA(資産利益率)」が10%だった場合
このような会社では、すべての資産を使って、(その資産の)10%の利益を生み出すことができていることを意味する。
✅️なぜ重要なのか?:資産を使って、どれくらい効率よく利益を生み出しているか、を判断できる指標であるため、「ROA(資産利益率)」を用いることで、今後株価が上昇しそうかどうかの判断材料になる。
▶2.どうやって算定するの?
✅️分子=PL(損益計算書)の「利益(税引き後最終利益)」:(例)
✅️分母=BS(貸借対照表)の「総資産」:(例)
✅️計算式:ROA(資産利益率)(%) = 利益 / 総資産
▶3.<計算式の注意点>について
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