【株価指標(2)】BPS(1株あたり純資産)


こんにちは。個人投資家の櫻井です。
この記事を読むと・・・
この記事を読んでいただくと、「BPS(1株あたり純資産)とはなにか」が理解できます。
この記事を読む前に・・・
「そもそも株価指標とはなにか?」「なぜ重要なのか?」を知りたい方は、下のボタンから記事へ飛んでください。
この『株価指標』のレベル
・重要度★★★★★
・難易度★★
・注目度★★★★★
▶1.「BPS」とは??
✅️定義(=「BPS」とは??):BPSとは、「1株あたり純資産」のこと。
BPS=「Book-value Per Share」の略。
会社の「純資産」を「発行済株式総数」で割ったもので、会社の資産価値を、1株あたりに換算した値をあらわす。
✅️計算式:BPS(1株あたり純資産) = 純資産 / 発行済株式総数
✅️これで、なにがわかるの?:その会社の株を1株買った場合に、株主が得られる「純資産」をあらわす。
・例えば:株価1,000円の株のBPS=1,000円だった場合
その株を1株買うことで、純資産1,000円が得られる。この場合、投資額(1、000円)と、自分のものになる純資産の金額(1,000円)は一致している。理論的には、株価とBPSは一致しているはずである。
✅️なぜ重要なのか?:株を買うことで得られる「純資産」がわかるため。また、PBR(株価純資産倍率)を算定する上で、用いるため。
▶2.どうやって算定するの?
✅️分子=BS(貸借対照表)の「純資産」:(例)
✅️分母=「決算短信」に記載されている「発行済株式総数」:(例)
✅️計算式:BPS(1株あたり純資産) = ()純資産 / ()発行済株式総数
▶3.<計算式の注意点>について
✅️資産よりも負債のほうが多いと、「純資産」はマイナスになる
✅️このような状態を「債務超過」という
✅️「債務超過」の場合は、BPSはマイナスになる
✅️「発行済株式総数」が増えれば、通常BPSは下がる(低下する)
▶4.株式投資に与える影響
✅️BPSは、高ければ高いほどいい
✅️株主にとって、BPSが上昇することは、いいこと
✅️BPSが上昇する見通しである株は、通常、株価も上昇する傾向にある