【株価指標(1)】EPS(1株あたり利益)


こんにちは。個人投資家の櫻井です。
この記事を読むと・・・
この記事を読んでいただくと、「EPS(1株あたり利益)とはなにか」が理解できます。
この記事を読む前に・・・
「そもそも株価指標とはなにか?」「なぜ重要なのか?」を知りたい方は、下のボタンから記事へ飛んでください。
この『株価指標』のレベル
・重要度★★★★★
・難易度★★
・注目度★★★★★
▶1.「EPS」とは??

株式投資を行う上で、EPSを理解することは、とても重要です。なぜなら、PERというとても重要な指標を算定する上で、用いるからです。
✅️定義(=「EPS」とは??):EPSとは、「1株あたり利益」のこと。
EPS=「Earnings Per Share」の略。
会社の「利益」を「発行済株式総数」で割ったもので、株主が得られる1株あたりの利益額をあらわす。
✅️計算式:EPS(1株あたり利益) = 利益 / 発行済株式総数
(利益=税引き後最終利益)
✅️これで、なにがわかるの?:その会社の株を1株買った場合に、株主が得られる「利益」をあらわす。
・例えば:株価1,000円の株のEPS=100円だった場合
その株を1株買うことで、利益100円が得られる。そのため投資(1、000円)を回収するのに、10年かかる、ということがわかる。
✅️なぜ重要なのか?:株を買うことで得られる「利益」がわかるため。また、PER(株価収益率)を算定する上で、用いるため。
▶2.どうやって算定するの?
✅️分子=PL(損益計算書)の「利益」(=税引き後最終利益):(例)
✅️分母=「決算短信」に記載されている「発行済株式総数」:(例)
✅️計算式:EPS(1株あたり利益) = ()利益 / ()発行済株式総数
=
▶3.<計算式の注意点>について
✅️利益には、売上総利益、営業利益、経常利益・・・など、いくつか種類があるが、EPSを算定する際には、通常「税引き後最終利益」を用いる
✅️赤字の場合は、EPSはマイナスになる(▲1株あたり損失)
✅️「発行済株式総数」が増えれば、通常EPSは下がる(低下する)
▶4.株式投資に与える影響
✅️EPSは、高ければ高いほどいい
✅️株主にとって、EPSが上昇することは、いいこと
✅️EPSが上昇する見通しである株は、通常、株価も上昇する傾向にある