【安全性(1)】流動比率


こんにちは。個人投資家の櫻井です。
この記事を読むと・・・
この記事を読んでいただくと、「流動比率とはなにか」が理解できます。
この記事を読む前に・・・
「そもそも株価指標とはなにか?」「なぜ重要なのか?」を知りたい方は、下のボタンから記事へ飛んでください。
この『株価指標』のレベル
・重要度★★★★★
・難易度★★
・注目度★★★★★
▶1.「流動比率」とは??

株式投資を行う上で、流動比率を理解することは、その会社の「安全性(倒産の危険性)」を分析する上で、とても重要です。
✅️定義(=「流動比率」とは??):流動比率とは、流動資産と流動負債の比率のこと。流動資産が、流動負債の「何倍」かをあらわす指標。
・流動資産とは、現金もしくは1年以内に現金に換算されるもの。
・流動負債とは、1年以内に現金で支払う必要がある負債のこと。
✅️計算式:「流動比率」(%)= 流動資産 / 流動負債
✅️これで、なにがわかるの?:その会社が、倒産する危険性が高いか低いか(=倒産の危険性が高まっているか)がわかる。なぜなら、流動資産よりも、流動負債のほうが多い場合、流動比率は100%を下回ってしまい、この場合、資金ショートする可能性がある。
・例えば:流動資産が200、流動負債が100の場合:流動比率は200%
この場合は、流動資産が流動負債の2倍あることを意味し、比較的倒産リスクは低いと判断できる。
・逆に、例えば:流動資産が100、流動負債が200の場合:流動比率は50%
この場合は、流動資産が流動負債の0.5倍(半分)しかないことを意味し、倒産リスクは高いと判断できる。
✅️なぜ重要なのか?:一般的に、流動比率は200%以上が望ましいところ、100%を下回っていると倒産の危険性は高まる。
▶2.どうやって算定するの?
✅️分子=BS(貸借対照表)の「流動資産」:(例)
✅️分母=BS(貸借対照表)の「流動資産」:(例)
✅️計算式:「流動比率」(%)= 流動資産 / 流動負債
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▶3.<計算式の注意点>について
✅️利益には、売上総利益、営業利益、経常利益・・・など、いくつか種類があるが、EPSを算定する際には、通常「税引き後最終利益」を用いる
✅️赤字の場合は、EPSはマイナスになる(▲1株あたり損失)
✅️「発行済株式総数」が増えれば、通常EPSは下がる(低下する)
▶4.株式投資に与える影響
✅️EPSは、高ければ高いほどいい
✅️株主にとって、EPSが上昇することは、いいこと
✅️EPSが上昇する見通しである株は、通常、株価も上昇する傾向にある